ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2015年07月09日(木)
サダコと折り鶴の話をしました
今年は戦後70年ですが、アリーナ朝礼で『おりづるの旅』という絵本を紹介しながら、2歳のときに広島で原爆にあった佐々木禎子(さだこ)さんの話をしました。
さだこさんは、小学6年の3学期に体調が悪くなり、入院生活を始めました。
原爆による白血病でした。
彼女は、病気の回復と平和の願いをこめて、病床で折り鶴を折り続けました。
その数は千羽以上になったそうです。
1955年の秋、さだこさんは12歳の若さで亡くなりましたが、同級生たちは彼女のことを忘れませんでした。
そして、原爆で亡くなった子供たちの慰霊碑をつくろうと募金を始めたのです。
3年後の1958年に「原爆の子の像」が完成しました。
広島平和記念公園の中央にあり、少女が折り鶴をかかげた像の足もとにはこう書かれています。
これは ぼくらの叫びです
これは 私たちの祈りです
世界に平和をきずくための
私たちも、70年前の出来事を忘れずに、平和のために自分ができることを実践していきたいものです。