ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2019年02月13日(水)
シスターのお話
昨日、アリーナ朝礼で校長先生が読んでくれた『しあわせの王子』の紙芝居を聞きました。
王子様は、自分についている美しいものや値打ちのあるものを取って、貧しい人にあげるようにつばめに頼みます。次から次へと全部取ってあげてしまします。貧しい人たちを幸せにして、王子様もつばめも命をおとしてしまいます。倒れた王子様とつばめの亡き骸は町の人たちによって、溶かされたり、ゴミ箱に捨てられたりします。
王子様とつばめが人を幸せにするために、命を失ったことを誰も知りません。でも、神様は知っておられます。王子様とつばめを幸せな天国に迎えてくださいます。
紙芝居の中に、華やかな楽しいダンスパーティーが開かれている家の外で、貧しい人たちが寒そうにぼろぼろの布にくるまって震えている絵があります。
この絵を見て、皆さんはどう思いますか。
今の世界も、絵に表せばこうなるかもしれません。
贅沢に暮らしている人たちと、食べる物も住む家もない人たち。
好きなスポーツや舞台を楽しんでいる人たちと、生活のためにごみの中から役に立ちそうな物を探している人たち。
今の世界はこの絵のとおりではありませんか?
私たちはどうすれば良いのでしょう?
神様にお祈りして、どうすれば良いのか教えていただきましょう。