ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2019年04月24日(水)
シスターのお話
昨日のアリーナ朝礼で校長先生のお話を聞きました。そのあとで考えたことをお話しします。
「1人の100歩」と「100人の1歩」 どちらも100歩。
「1×100=100」、「100×1=100」 同じ100です。
でも大きな違いがあると思いました。
1人が100歩前へ進むと足跡は縦の線になります。
100人が横に並んでいて、1歩進むと横の線になります。
同じ長さでも、縦と横では大きな違いがあります。
一人一人が勝手に100歩前へ進んだら歩幅の大きい人や速く歩く人はどんどん先へ行き、小さい人やゆっくり歩く人は後ろのほうに残されます。バラバラになります。
横に並んで手を繋いで前へ進むなら、大きい人は歩幅を縮め、足の速い人は少しゆっくり歩かなければなりませんが、皆で一緒に歩けます。転びそうになった人を助けることもできます。おしゃべりしたり、歌を歌ったりしながら進むこともできます。皆で楽しく歩けます。
私たち人類の祖先は家族で助け合ったり、村を作って助け合ったりしたから、滅びないで生き続けることができた、とテレビの番組で見たことがあります。
スポーツの世界でも同じです。
野球やサッカーやバレーボールなどの球技は一人一人が自分の力を出しながらチームとしてまとまる時、強くなることができます。色々な国の選手が同じチームで頑張っている姿を見ると「いいな」と思います。
世界中が1つの村、1つのチームのように助け合うことができたら、平和な世界になるでしょうね。戦争やテロはなくなるでしょうね。
皆さんが大人になる頃にはそうなりますように、頑張ってください。