ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2019年10月09日(水)
シスターのお話
月曜日のアリーナ朝礼で、校長先生が『心のスイッチ』という詩を読んでくださいました。
『心のスイッチ』
人間の目は、ふしぎな目、見ようという心がなかったら、見ていても見えない。
人間の耳は、ふしぎな耳、聞こうという心がなかったら、聞いていても聞こえない。
ほんとうにそうだ、と、腹の底まで聞く人もある。
おなじように学校に来ていても、ちっともえらくならない人がある。
毎日、ぐんぐんえらくなっていく人もある。
今までみんなから、つまらない子だと思われていた子でも、
心にスイッチがはいると、急にすばらしい子になる。
心のスイッチが、人間をつまらなくもし、すばらしくもしていくんだ。
電灯のスイッチが、家の中を明るくもし、暗くもするように。
私は初めて聞いて、感動しました。皆さんは聞いたことがありましたか?
人間を素晴らしくするのは心なのです。
心によって、つまらない人になったり、素晴らしい人になったりするのです。
心のスイッチが入るとは、「よし、やろう!」とやる気を出すことです。
そして、「素晴らしい人」というのは、自分の力を自分のためだけに使うのではなくて、他の人、まわりの人のために、とくに困っている人、助けがいる人のために使う人です。
毎朝皆さんが祈っているお祈り、「神様、今日一日、私たちが、み心にかなった子どもとして、過ごせますように、お守りください」とは、「心のスイッチを入れて、見たり、聞いたりできる子どもにしてください」と祈っているのです。