ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2018年10月17日(水)
シスターのお話
皆さんが一番大切にしているものは何でしょうか。動物たちは、このようなことは考えないで自分の命を精一杯生きています。人間はただ生きるだけでなく、何のために何を大切に生きるのかということを考えます。
一人の律法を教える先生がイエスさまをためそうとしてたずねました。「律法の中でどのおきてが一番大切ですか。」
イエスさまは答えられました。「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、あなたの神である主を愛しなさい。』これがもっとも重要な第一のおきてです。」
「愛する」ということは、ただ「好き」という気持ちではありません。愛する人は相手のことを一番に考え、相手の望みをかなえるためなら何でもします。
イエスさまは「神様を何よりも大切にして、神様のお望みを行いなさい。」と言われたのです。それでは神様は何を望んでおられるのでしょうか?
イエスさまは言われます。「第二もこれと同じように重要です。『隣人を自分のように愛しなさい』。」神様はいつも自分のことではなく、みんなの幸せを望んでおられます。神様は愛そのものです。だから、「神様を愛する」ことは「人を愛する」ことにつながります。
わたしたち人間はふつう何かをしてもらうことに幸せを感じます。でも、神様の幸せは反対です。みんなが幸せになることが神様の幸せです。神様はそのために、はたらいておられるのです。神様を愛し、まわりの人を愛し、世界中の人を愛することができますように。