ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2018年01月10日(水)
シスターのお話
「神さまのふしぎなさんすう」
ある病の重い人が、命は助かったものの身動きできず寝たきりとなりました。何年もたって、車いすで動けるようになりました。すれちがうときに「車いすで不自由でしょう」「たいへんですね」と声をかけてくる人がいる一方で、その人の寝たきりの姿しか知らなかった人は「まあ、車いすで一人で動けるなんて、すごいですね」と言います。
「どちらも同じ私なのに。」とその人は考え込みました。そして、「神さまのふしぎなさんすう」に気づきました。
人の幸・不幸は何で決まるのでしょう。
健康な人にとって歩けることを幸せとは思わないでしょうし、その人は車いすの生活になったらとても落ち込むでしょう。
しかし、何年も寝たきりの生活をしてきた人にとって、車いすで動けることは嬉しくて仕方がないのです。
苦しみも悲しみも、神さまのさんすうで解いていくと、みんな喜びに変わっていきます。