ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2020年02月19日(水)
シスターのお話
私はこの頃、感心していることがあります。それは皆さんが『わたしをお使いください』という歌をしっかり歌っていることです。一緒に歌う度に、いつも「いい歌だなぁ」と思います。
そして、先日15日の土曜日に、びっくりすることがありました。土曜日の午後、玉造の司教座聖堂で特別なミサがありました。私も参加していたのですが、そのミサの最後の歌、閉祭の歌が、この『わたしをお使いください』だったのです。
このミサは『受刑者のためのミサ』で、悪いことをして刑務所に入れられている人たちのために祈るミサでした。前田万葉枢機卿様が捧げてくださいました。
参加者は大人ばかりで100名もいなかったと思いますが、その人たちが、小学生の皆さんが毎朝歌っているこの歌を歌ったのです。
なぜでしょう。この歌の歌詞は、あの有名なマザーテレサの言葉から作られています。皆から嫌われ、差別されている人たちをマザーテレサは大事にされましたね。刑務所の中にいる人たちも、恐がられ、嫌われている人たちです。だからこの歌が選ばれたのでしょう。
この歌の4番を味わいましょう。
「主よ、今日一日、人というだけで、どんな人々も愛するために、わたしの心をお望みでしたら、今日、わたしのこの心をお使いください。」
神様は、すべての人が幸せになることを望んでおられます。悪い人のままでは、幸せになれません。良い人になって、幸せになれるように望んでおられます。その神様のお心と一つになって、私たちも祈り、歌いましょう。