ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2019年09月17日(火)
十五夜のうさぎ
アリーナ朝礼では、十五夜のうさぎのお話を校長先生がしてくださいました。
月にうさぎがいるという話はインドから伝わった「ジャータカ」という仏教説話です。
ある満月の夜に皆で腹ごしらえをすることになり、
うさぎが「大切な食べ物でも困っている人がいたら分け与える優しい心を忘れないように」と言い
猿、犬、カワウソ、うさぎ各々が食べ物を探しにいきました。
猿はマンゴーを、犬は落ちていた肉を、カワウソは魚を見つけます。
その一方でうさぎが手に入れたのはただの草。
そんな頃お腹をすかせた修行僧が食べ物を求め訪ねてきます。
うさぎが言った言葉を思い出した動物たちは、もっていた食べ物をすべて修行僧に差し出します。
うさぎは「火をおこしてください」と頼み、
「私の体が焼けたらその肉を召し上がってください」と火の中に飛び込みました。
自分の身を投げ出しても、人を救おうとする美しい心を持つうさぎに感動した帝釈天。
これを後世に伝えるために月うさぎの絵を描いたそうです。
ゆりっこの皆さんも、うさぎのように人を救おうとする美しい心の持ち主になってくださいね。