ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2016年09月20日(火)
参観日・講演会
9月15日に参観授業と児童文学作家の岡田淳先生の講演会がありました。「本はいつも子どもたちの味方です」という演題でした。
岡田先生は、子どもの頃からマンガにご興味があり、高校生のときには演劇クラブに所属されていました。大学卒業後は図工専任教員として小学校に38年間勤務され、色や形のおもしろさに気づかせる授業をされていました。
その「マンガ」「演劇クラブ」「小学校勤務」の3点セットが今の自分を作ってきたとお話してくださいました。
岡田先生は、子どもの頃に読む本から、子どもは「世界に対する肯定感」や「人生は生きるに値する」というメッセージを感じていますとおっしゃっています。子どもが好きな本にはその子なりの理由があり、好きな本があることだけで幸せで、子どもは本に支えられ、本は子どもの味方になってくれるというお話を伺いました。
本があまり好きでない子どもを本好きにする為には、まわりにいる大人が、本好きになり、できれば子どもの本を熱心におもしろそうに読んでいる姿を見せることが一番だそうです。
「読み終わってから感想を述べ合うことはしない方がよいでしょう。子どもは別の人格だからです。子どもが本を読むときは、親は、うなづく存在でいてください」とお話くださいました。
小学校の図書室には岡田先生の本がたくさんあります。先生の本から「将来への安心感」「人間への信頼」などの勇気や希望をいただけるように思います。
【参観授業の様子です】