英語力の向上
英語力の向上
英語を文化として学んでいく
百合学院小学校で行われる英語教育は、自分と異なる文化の人とも自信を持って相互に交流することができることを目標としています。全学年に週2~3時間の編成で時間割を組み、必ずネイティブの教員が関わります。1年生からネイティブの教員の発音に慣れ親しみ、英語の発音に対する「耳」を、英語圏の子どもたちが英語を習得するのと同じように育てていきます。
また、Reading(読む)、Writing(書く)、Listening(聞く)、Speaking(話す)を総合的に関連づけながら、生きた英会話の学習の中で習得していきます。 日常のできごとを英語で表現する活動を学習のベースに据え、英語に慣れ親しむ中で自信を身につけられるよう指導しています。
英語に慣れ親しむためのカリキュラム編成
英語に慣れ親しみ、社会の中でも生き生きと使える英語を身につけるため、通常の英語授業に加え「Penmanship」「Phonics」「Sight Words」にも力を入れています。
【Penmanship】
英習字と訳される、アルファベットを書く練習のことです。アルファベットをばらばらに学習するのではなく、一つの単語を形成するまとまりで、きれいに書けるように練習します。
【Phonics】
アルファベットの持つ「音」と文字の結びつきを教えることで、読む力を高める学習法です。
【Sight words】
頻出単語の読み方を視覚的に覚えることで、英文を読む力を高める学習法です。6年間でおよそ150余りのsight wordsを読めるようになり、Phonicsの基礎と合わせ、初めて出会う英文でも読むことができるようになります。
螺旋状学習ユニット
授業で扱う題材は、1年生から6年生まで共通ですが、高学年になるに従い段階的にレベルが上がっていくようになっています。
たとえば、挨拶という題材(ユニット)では、挨拶の仕方、自己紹介、他人の紹介と広がっていき、6年生では教員に英語で質問したあと、その内容をみんなに紹介するなどの取り組みをします。
新しい内容をとびとびに教え込むのではなく、低学年からの積み上げを考えながら進めていくため、低学年から成長の実感を持ちながら楽しく英語を身につけることができます。
自信がつくほど楽しくなる「Let’s Enjoy Expression」
毎年、すべての学年が英語で学習発表を行います(下記の発表内容は2014年度のもの)。
1 年生 World of Numbers
1年生はアルファベットと数字を大きなテーマに、’Ten Little Witches’ , ‘Five Little Monkeys’, ‘Two Little Blackbirds’等の歌に合わせて、体を使って楽しく学習成果を発表しました。
2 年生 Urashimataro
2年生は日本昔話のお芝居を英語で演じます。二人一組で役に取り組み、浦島太郎の竜宮城の場面では名曲、 ‘Under the Sea’に合わせて元気いっぱい踊りました。
3 年生 The Story of Joseph
3年生は聖書物語に挑戦します。今年は旧約聖書より「ヨゼフ物語」。カトリック校として少し難しいお話もしっかり理解し、一人ひとり、長いセリフも心を込めて言うことができました。
4 年生 Gospel Songs
4年生は毎年、ゴスペルについて学習し発表します。カトリック校として大事な伝統です。英語で唱える主の祈り、そしてゴスペルの名曲の数々を、美しく力強い歌声で表現しました。
5 年生 Annie
5年生は英米の有名なミュージカルに挑戦します。今年はアメリカンミュージカルの傑作、「アニー」。歌に演技にダンスにと、見どころ盛りだくさんでした。
6 年生 Yuri Frozen
6年生は英語創作劇です。今年は大ヒットした「アナと雪の女王」を編集し、すてきなミュージカル風作品に仕上げました。これまで6年間に積み重ねた英会話学習が生かされた発表でした。
英語暗唱大会
毎年校内選抜を行い、上位入賞者が学外の英語暗唱大会に挑戦しています。
【西日本私立小学校レシテーションコンテスト】
2015年度は、3位に入賞しました。
【TGCUP英語暗唱大会小学生の部】
2015年度は、出場した2名がともに奨励賞をいただきました。
【百合学院杯小学生の部】
2014年度は、5位に入賞しました。
英検講座
希望者を対象に、放課後に英検クラスを設けています。5級から2級まで、自分のレベルにあった取り組みを続け、毎年70名前後の子どもが英語検定試験に挑戦しています。2014年度の合格率は75%。英検3級以上の面接試験の合格率は、100%でした。
アフタースクールクラス
インターナショナルスクール出身者や帰国子女の子どもを対象に、ネイティブ教員によるハイレベルクラスを設けています。英語力の保持を目的に、通常のクラスより難しい課題に挑戦します。一クラス10名以下の少人数制です。
イングリッシュランチ
「日常的に英語に触れる機会を多くしたい」という思いから始まった、イングリッシュランチ。ネイティブの教員と一緒にお弁当を食べたり、お話をしたり、英語のDVDを観たりします。